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御嶽山、噴火警戒レベル1に

2017年8月21日、気象庁が、御嶽山(長野県、岐阜県)の噴火警戒レベルを2から1に引き下げた。
 
御嶽山は2014年9月27日に噴火したが、2014年10月以降は噴火の発生がなく、噴煙活動や山頂直下の地震活動は緩やかに低下を続けています。
       
このことから、気象庁は、2017年8月21日15時、御嶽山の火口周辺警報を解除し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1に引き下げた。
       
なお、火口の一部では、引き続き噴気が勢いよく噴出しており、噴気活動の活発な噴気孔から概ね500mの範囲では、火山灰のごく小規模な噴出が突発的に発生する可能性があります。
ご注意を。
     
また、これまでの噴火による火山灰の堆積により、登山道が危険な状態となっている可能性があるため、地元自治体が行う立入規制に留意してください。
      
登山する際は、ヘルメットを持参するなどの安全対策を。
   
<参考:噴火警戒レベル>
レベル5(避難)
危険な居住地域からの避難等が必要。

レベル4(避難準備)
警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難等が必要。

レベル3(入山規制)
登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて災害時要援護者の避難準備等。

レベル2(火口周辺規制)
火口周辺への立入規制等。

レベル1(活火山であることに留意)
状況に応じて火口内への立入規制等。
      
【御嶽山の噴火・2014年9月27日】
2014年9月27日11時53分、御嶽山(長野県、岐阜県)が噴火。
噴煙は、南側斜面を約3キロメートル、流れ下った。
    
同日は土曜日ということもあり、多数の登山者が御嶽山を訪れていた。
そのため、死者は58名、行方不明者が5人、負傷者が約70名という、最悪の火山噴火事故となった。
      
気象庁は、同日12時36分、火口周辺警報を発表。
噴火警戒レベルを1(平常)から3(入山規制)に引き上げた。

ニュースINDEX.2017年8月③
★気象・国内
『火山』


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