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白馬節会、各地で行われる

2018年1月7日、上賀茂神社(京都市北区)や住吉大社(大阪市住吉区)、鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)で、白馬節会が行われました。
  
白馬節会は、正月7日に白馬を庭に引き出し、この馬を見るという神事です。
この日に白馬を見ると、年中の邪気が除かれると言われています。
    
*各神社によって、白馬節会の呼び名が違います

【白馬節会(あおうまのせちえ)】
陰暦の正月7日に青馬を見ると、年中の邪気が除かれるという中国の故事に因み、行なわれている行事。
         
正月7日に青馬を庭に引き出し、青馬を見るという儀礼で、宮中では奈良時代から行われていましたが、明治維新時に廃絶しました。
 
一方、上賀茂神社(京都市北区)、住吉大社(大阪市住吉区)、鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)では、現在も新暦の1月7日に行なわれています。

なお、当初は青馬でしたが、その後、馬は白馬、芦毛に変わりました。
そのため、字は「白馬」と変わりましたが、読みは以前のまま、「あおうま」となっています。

<上賀茂神社の白馬節会>
上賀茂神社の白馬節会は、白馬奏覧神事(あおうまそうらんしんじ)と呼ばれ、1月7日10時から行なわれています。
神前に七草粥を供え、神馬を曳いて大豆を与えます。

<住吉大社の白馬節会>
住吉大社の白馬節会は、白馬神事(あおうましんじ)と呼ばれ、1月7日11時から行なわれています。
国家安泰をお祈りした後、白馬(あおうま)が2名の神職とともに、各本宮を拝礼します。
   
その後、第一~第四本宮の周囲を駆け巡ります。

<鹿島神宮の白馬節会>
鹿島神宮の白馬節会は、白馬祭と呼ばれ、1月7日18時から行われています。
鹿島神宮では、御神馬が踏んだものを持っていると、願いが叶うとされ、多くの参拝者がハンカチを地面に敷きます。

ニュースINDEX.2018年1月①
★風物詩・国内
『白馬節会』
風景
大阪・住吉大社


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