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鷽替え神事と鬼すべ神事、行われる

2018年1月7日、福岡県太宰府市の大宰府天満宮で、恒例の鷽替え神事(うそかえ)と、鬼すべ神事が行われました。

鷽替え神事と鬼すべ神事は、ともに新たな年の幸福を祈る正月行事です。
今年は好天の下、行われ、訪れた市民や観光客は、伝統の神事を満喫しました。

【鷽替え神事】
参加者が、木彫りの鷽を交換し、一年間の幸福を祈念する神事。
1月7日の夕刻より授与される、木うそ(初穂料として千円)を購入すれば、誰でも参加できます。

1月7日19時より、楼門横の天神ひろばに設けられた斎場で行われます。
     
「替えましょう 替えましょう」の掛け声の中、すれ違った人と「木うそ」を互いに取り替えます。
取り替えには、昨年ついた嘘を清算する意味があります。

また、木うその底には文字が書いてあり、太鼓がなり終わった時点で持っている木うその文字が、読み上げられる文字とあっていれば「金のうそ」と交換してもらえます。

【鬼すべ神事】
その年の災難消除や開運招福を願い、行われる火祭り。
鬼を天満宮の鬼すべ堂に追い込み、煙で燻しだして退治します。
     
大宰府天満宮の氏子達が、鬼を追い出す燻手(すべて)と、鬼の味方の鬼警護に分かれて、攻防を行ないます。

伝承によれば、986年、道真公の曾孫にあたる菅原輔正(すがわらすけまさ)によって始められたとされています。

1月7日の21時頃に、鬼すべ堂前に積まれた松葉や藁に火がつけられ、燻手が大団扇で煙を鬼すべ堂へ送り込み、鬼を追い出そうとします。
それに対し、鬼警固は堂の板壁を打ち破り、堂内の煙を外に出して鬼を守ります。

結局、鬼は退治され、縛られた上、堂内を七回半、堂外を三回半まわります。
なお、燃え残った板壁は、火除けのお守りとして、持ち帰って玄関先にお祀りします。

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鬼すべ神事:©太宰府市


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