くにゅーニュース(Qnewニュース)
    ホーム    
EU首脳会議の離脱協定承認を評価

2018年11月26日、外務省が、イギリスのEU離脱について、外務大臣談話を発表。
 
11月25日、イギリスのEU離脱に関する臨時欧州理事会(EU首脳会議)が開催され、離脱協定と離脱後の関係を定めた取極めを承認しました。
      
これを受けての外務大臣談話。
   
日本は、イギリスのEU離脱において、透明性や法的安定性を確保し、いわゆる「合意なき離脱」回避を、イギリス及びEUの双方に求めてきており、今回のEU首脳会議での離脱協定承認に、評価を表明しました。
     
なお、承認された協定や取極めについては、今後、イギリス議会及び欧州議会において審議が行われる予定です。
     
*離脱協定と離脱後の関係を定めた取極め…「イギリスの欧州連合及び欧州原子力共同体からの離脱に関する協定」及び「欧州連合とイギリスの将来の関係に係る枠組みを定める政治宣言」
        
【イギリスのEU離脱】
2016年6月23日、イギリスで、EUからの離脱(ブレグジット)を問う国民投票が行われ、即日開票の結果、離脱支持が多数となりました。
   
開票結果は、離脱支持が51.9%、残留支持が48.1%。
離脱支持が多数となった背景には、移民が急増したことによる、治安悪化や社会保障費の増加、移民に職が奪われている現状があります。
   
この結果を受け、6月24日、残留派のデービッド・キャメロン首相(保守党党首)が「イギリスは新しい進路を選んだ。新しい船長が必要だ」と語り、辞任を表明。
     
これを受け、7月11日、新しい保守党党首(次期首相)に、テリーザ・メイ内相が就任。
     
2016年7月13日、正式にキャメロン首相が辞任し、テリーザ・メイ内相が首相に就任しました。
    
2017年3月29日、イギリスが、EUに対して正式な離脱通知を行い、離脱と離脱後の関係を定める交渉が開始されました。
これにより、イギリスは、2年後の2019年3月29日に、EUを離脱することが決まりました。
   
2018年11月25日、欧州理事会(EU首脳会議)が開催され、イギリスのEU離脱協定と離脱後の関係を定めた取極めを承認しました。
     
今後、イギリス議会及び欧州議会で、離脱協定と取極めについて、審議が行われる予定です。
     
*議会での承認が得られなければ、「合意なきブレグジット」となります
       
*離脱協定と離脱後の関係を定めた取極め…「イギリスの欧州連合及び欧州原子力共同体からの離脱に関する協定」及び「欧州連合とイギリスの将来の関係に係る枠組みを定める政治宣言」
ニュースINDEX.2018年11月下旬
★政治・国際
『イギリス』
    ページのトップへ