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フランスの大規模デモ、4週連続

2018年12月8日、フランス全土で、マクロン政権の政策に反対する大規模な抗議デモが行われました。
   
フランスの大規模デモは、燃料価格の高騰や政府の燃料税引き上げに反対するため、11月17日に始まり、フランス各地の主要道路や高速道路の一部を占拠するなどの活動を行っています。
 
その後、11月24日、12月1日の土曜日にも行われ、各地で交通渋滞が発生するとともに、一部の参加者が暴徒化し、治安部隊と衝突する事態となっています。
    
地元メディアによると、12月8日の大規模デモには約12万5000人が参加、1200人以上が当局に拘束される事態となりました。
   
なお、大規模デモのため、サッカーリーグの試合が延期され、ルーブル美術館、オルセー美術館などが閉鎖されました。
   
【フランスのデモ2018】
2018年の11月17日から、フランス全土で始まったデモ。
デモは、路上作業用の黄色い安全ベストを着用して行われることから、「黄色いベスト運動」と呼ばれています。
     
燃料価格の高騰や、政府の燃料税引き上げに反対するため、11月17日以降の土曜日に、フランス各地の主要道路や高速道路の一部を占拠するなどの活動を行っています。
     
ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)上の呼びかけに応じ、発生したもので、11月17日、11月24日、12月1日、12月8日の土曜日に行われ、各地で交通渋滞が発生するとともに、一部の参加者が暴徒化し、治安部隊と衝突する事態となっています。
  
特に、パリ・シャンゼリゼ通り、凱旋門周辺では、4週連続でデモ隊と治安部隊が衝突しています。
フランス内務省によると、12月1日のシャンゼリゼ通りのデモでは、少なくとも133人(うち治安部隊23人)が重軽傷を負いました。

12月8日のデモには約12万5000人が参加し、1200人以上が当局に拘束される事態となりました。
      
マクロン政権は、12月4日に6ヵ月の増税延期を、12月5日には燃料税の引き上げを2019年中は行わないなどの方針を打ち出しましたが、大規模デモを止めるには至っていません。
   
この状況を受け、日本の外務省は、フランスへ渡航される方に対し、デモや集会が予定されている地域には近寄らないよう呼びかけています。
ニュースINDEX.2018年12月上旬
★社会・国際
『フランス』
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