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火器管制レーダー事件、概況を発表

2018年12月25日、防衛省は、日本の哨戒機が韓国軍から火器管制レーダーを照射された事件について、詳しい概況を発表。
   
12月20日15時頃、能登半島沖において、日本の哨戒機P-1が、韓国海軍「クァンゲト・デワン」級駆逐艦から火器管制レーダーを照射されました。
    
火器管制レーダーは、攻撃を行う前に、攻撃目標の精密な方位・距離を測定するため、使用するレーダー。
火器管制レーダーの照射は、事実上、攻撃を意味します。
    
韓国側は、24日、火器管制レーダー照射について、「日本の哨戒機が艦艇の上を飛行するなど威嚇してきた。レーダーを照射してない」との見解を発表。
    
この韓国側の見解に対して、25日、防衛省は事実誤認があるとの考えを発表しました。
   
防衛省は、20日のレーダー照射事案の発生後、韓国・駆逐艦から発せられた電波の周波数帯域や電波強度などを解析した結果、火器管制レーダー特有の電波を、一定時間継続して、複数回照射されたことを確認したと発表。
 
また、日本の哨戒機は、国際法や国内関連法令を遵守し、韓国・駆逐艦から一定の高度と距離をとって飛行しており、駆逐艦の上空を低空で飛行した事実が無いことも公表しました。
  
さらに、日本の哨戒機は、国際VHF(156.8MHz)と緊急周波数(121.5MHz及び243MHz)の計3つの周波数を用いて、「韓国海軍艦艇、艦番号971」と英語で計3回呼びかけ、レーダー照射の意図の確認を試みたことも明らかにしました。
ニュースINDEX.2018年12月下旬
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