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火器管制レーダー事件、ビデオを公表

2018年12月28日、防衛省は、日本の哨戒機が韓国軍から火器管制レーダーを照射された事件について、哨戒機が撮影した動画を同省のウェブサイトで公表しました。
   
12月20日15時頃、能登半島沖において、日本の哨戒機P-1が、韓国海軍「クァンゲト・デワン」級駆逐艦から火器管制レーダーを照射されました。
    
火器管制レーダーは、攻撃を行う前に、攻撃目標の精密な方位・距離を測定するため、使用するレーダー。
火器管制レーダーの照射は、事実上、攻撃を意味します。
    
これに対し、韓国側が12月24日、この事実を否定する見解を発表したため、12月25日に防衛省が詳しい概況を公表。
     
この詳細な概況説明に対しても、韓国側が否定したため、12月28日、自衛隊は当時、撮影したビデオを公開しました。
ビデオでは、防衛省の説明通りの状況が撮影されています。
     
【火器管制レーダー照射事件】
12月20日15時頃、能登半島沖において、日本の哨戒機P-1が、韓国海軍「クァンゲト・デワン」級駆逐艦から火器管制レーダーを照射されました。
    
火器管制レーダーは、攻撃を行う前に、攻撃目標の精密な方位・距離を測定するため、使用するレーダー。
火器管制レーダーの照射は、事実上、攻撃を意味します。
    
12月24日、韓国側は火器管制レーダー照射について、「日本の哨戒機が艦艇の上を飛行するなど威嚇してきた。レーダーを照射してない」との見解を発表。
    
12月25日、防衛省は、20日のレーダー照射事案の発生後、韓国・駆逐艦から発せられた電波の周波数帯域や電波強度などを解析した結果、火器管制レーダー特有の電波を、一定時間継続して、複数回照射されたことを確認したと発表し、韓国側の見解を否定しました。
 
また、日本の哨戒機は、国際法や国内関連法令を遵守し、韓国・駆逐艦から一定の高度と距離をとって飛行しており、駆逐艦の上空を低空で飛行した事実が無いことも公表しました。
  
さらに、日本の哨戒機は、国際VHF(156.8MHz)と緊急周波数(121.5MHz及び243MHz)の計3つの周波数を用いて、「韓国海軍艦艇、艦番号971」と英語で計3回呼びかけ、レーダー照射の意図の確認を試みたことも明らかにしました。
     
日本の詳細な概況説明に対しても、韓国側が否定したため、12月28日、自衛隊は当時、撮影したビデオを公開しました。
ビデオでは、日本側が説明した通りの状況が撮影されていました。
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