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お水取りのお水取り、行われる

2018年3月13日未明、奈良・東大寺二月堂で、お水取りの由来となった「お水取り」が行われました。

お水取りは、奈良市の東大寺・二月堂で行われている修二会。
古都・奈良を代表する風物詩で、これが終わると、本格的な春が訪れると言われています。
     
毎年3月1日から行われていますが、12日夜から行われる修二会では、一回り大きな籠松明が使われます。
また、13日未明には、お水取りの由来となった「お水取り」が行われます。
   
今年は春らしい気候の中、行われ、詰め掛けた市民や観光客は古都の風物詩を満喫しました。
なお、お水取りは14日まで行われます。
   
*12日の最高気温は14.8℃。3月下旬の気候となりました
     
*お水取りの由来となった「お水取り」は13日未明に行なわれますが、12日夕刻からの行事の延長上で行われるため、ガイドブック等では12日の行事として記載されています

【お水取り】
毎年3月1日から3月14日まで、奈良市の東大寺・二月堂で行われている、修二会(しゅにえ)のこと。
     
あるいは、12日夜から13日未明に行われる修二会や、13日未明に行われる「お水取り」行事そのものを指す。
     
古都・奈良を代表する風物詩で、これが終わると、奈良に本格的な春が訪れるといわれています。

修二会は、旧暦の2月(インドの正月にあたる)に行われる仏教行事(法要)のひとつ。
       
本尊に対し、悔過(けか、罪の懺悔告白)を行うもので、東大寺以外に薬師寺、法隆寺西円堂、長谷寺(奈良)の修二会も有名です。

東大寺の修二会は752年に始まったとされ、3月1日から14日までの2週間、二月堂の本尊十一面観音に、練行衆と呼ばれる行者が法要を行う。

お水取りの写真や映像でお馴染みのお松明(二月堂の舞台で火のついた松明を振り回す)は、練行衆が登り廊を登るときの明かりとして、焚かれるもの。
    
お松明は、期間中、連日行われますが、12日には一回り大きな籠松明が使われます。


<お水取りとは>
お水取りが、東大寺・修二会の何を指すかについては、3説があります。
      
1、3月1日から3月14日まで、東大寺・二月堂で行われる、修二会すべてを指す。
      
2、3月12日の修二会を指す。
     
3、3月12日(正確には13日未明)のお水取りを指す。

一般的には、1の意味で使われることが多いが、行事を行なっている東大寺は、2の意味で使っています。

また、3は13日の午前1時頃、二月堂にある若狭井と呼ばれる井戸から、本尊に供えられたり、供花の水として用いられたりする水(香水)をくむ行事で、名前の由来となった「お水取り」です。

<お松明の時間>
・3月1日~11日と13日…19時~
・3月12日…19時30分~
・3月14日…18時30分~

<場所>
■東大寺・二月堂
奈良市雑司町406−1

・近鉄奈良駅から徒歩約20分
・各奈良駅からバスで、大仏殿春日大社前下車、徒歩約5分
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