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メイ首相、情報機関員事件を説明

2018年3月20日、安倍総理が、イギリスのメイ首相と電話による首脳会談を行ないました。
    
外務省によると、会談は約20分間行われ、元ロシア情報機関員襲撃事件について話し合われました。
   
メイ首相から、3月4日に発生した元ロシア情報機関員襲撃事件に関し、説明があり、これに対し、安倍総理が化学兵器使用を非難するとともに、早期の事実関係解明に期待を表明しました。
   
なお、前日の19日に行われたロシアのプーチン大統領との電話首脳会談で、安倍総理は、この事件について、事実関係の解明が重要であるとの考えを伝えています。
      
【元ロシア情報機関員襲撃事件】
イギリス・ソールズベリーで、元ロシア情報機関員の男性が化学兵器(神経剤)により重体となった事件。
     
2018年3月4日、イギリス南部ソールズベリーの公園で、同地に住む、元ロシア情報機関員のセルゲイ・スクリパリ氏(66)とその娘(33)が、意識不明の状態で見つかりました。
     
イギリス当局の捜査により、2人は神経剤により、重体となったことが明らかになりました。
    
3月12日、イギリスのメイ首相が下院で、この事件について「ロシアが関与した可能性が極めて高い」と発言し、旧ソ連が開発した神経剤・ノビチョクが使用されたことを公表しました。
     
3月15日、イギリスは事件を受け、駐英ロシア外交官23名を国外追放処分にしました。
       
これに対し、ロシア政府は関与を強く否定。
3月17日、ロシア駐在のイギリス外交官23人を国外追放処分にしました。
       
*元ロシア情報機関員の男性は、二重スパイでロシアに逮捕されていましたが、その後、スパイ交換により釈放され、イギリスに住んでいました
      
*経緯は、イギリス政府及びイギリスメディアが報じたものをまとめたものです
ニュースINDEX.2018年3月②
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