円安に変わる、1ドル109円台
2018年5月9日、東京外国為替市場は、1ドル109.50円(中心相場)での取り引きとなりました。
前日と比べ0.6円、円安での取り引き。
中東情勢の緊迫化を受けて、リスクオフの流れになり円高が進んでいましたが、9日は円安の流れに変わり、1ドル109円台での取り引きとなりました。
円安は、8日(日本時間9日)にアメリカが、イランの核合意から離脱することを発表しましたが、EU主要国や日本が核合意支持に回り、市場に安心感が広がった影響と見られています。
*9日、日本は外務大臣談話を発表し、イランの核合意支持を改めて表明しました
*為替レートは日本銀行発表
<2018年の為替相場>
2018年は1ドル112.70円(1月4日の中心相場)で始まり、その後、円高の流れとなり、2月16日には1ドル105円台まで円高が進みました。
3月1日、アメリカのトランプ大統領が、鉄鋼とアルミニウムに関税を課す方針し、それ以降、保護貿易が強化されるとの懸念から、為替相場が乱高下する事態となりました。
3月23日には、1ドル104円台まで円高が進みました。
3月末から貿易戦争は回避されたとの見方が強くなり、円安の流れに変わり、4月25日は1ドル109円台での取り引きとなりました。
5月に入ると、中東情勢(イラン情勢)の緊迫化から、円高の流れに変わりました。
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日銀・大阪支店 |
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