ICJ裁判官補欠選挙、岩澤教授が当選
2018年6月23日、外務省が、国際司法裁判所・裁判官補欠選挙について、外務大臣談話を発表。
6月22日(アメリカ東部時間)、国連において、国際司法裁判所の裁判官補欠選挙が行われ、岩澤雄司・東京大学教授が当選しました。
今回の選挙は、小和田恆裁判官が6月7日付で辞任したことに伴うもので、候補者は日本の岩澤教授のみ。
選挙の結果、総会においては184票、安保理においては15票を獲得、岩澤教授の当選が決定しました。
外務大臣談話は、岩澤教授の当選を歓迎するとともに、国際社会における法の支配の推進に向け、積極的に貢献していくことを表明しました。
なお、岩澤教授のICJ裁判官としての任期は、2021年2月5日まで。
<国際司法裁判所(ICJ)>
国際法に基づく国家間の紛争の平和的解決を任務として、1945年に設立された国連の「主要な司法機関」。
オランダのハーグに所在し、裁判官15名(任期9年)で構成されています。
国家間の裁判を行うほか、国連の諸機関の求めに応じ、法律問題に勧告的意見を述べることができます。
なお、ICJ裁判官選挙において当選するには、国連総会及び安全保障理事会の双方で、絶対多数(総会においては国連加盟国の過半数である97票、安保理においては8票)を獲得することが必要です。
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