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台風19号、死者・行方不明が79名

2019年10月17日、消防庁が、台風19号による被害状況を発表。

10月6日に南鳥島近海で発生した台風19号は、12日19時前に伊豆半島へ上陸。
その後、関東地方を縦断、13日2時頃、福島県いわき市付近から太平洋上へ抜けました。
    
台風の影響で、東海、関東甲信、東北地方で記録的な大雨となり、神奈川県の箱根で1001.5ミリ、静岡県の伊豆・湯ケ島で760.0ミリ、埼玉県の秩父市で687.0ミリを観測しました。
 
この大雨で、関東甲信と東北を中心に各地で、河川の氾濫、冠水、土砂崩れが発生、甚大な被害となっています。
   
また、避難指示が210万5953人に、避難勧告が430万4520人に発令される事態となりました(10月13日12時時点)
停電も、関東甲信と東北を中心に26万戸以上で、断水も8万戸以上で発生しました。
   
消防庁によると、17日5時現在、死者・行方不明が79名、負傷者が349名発生しています。

交通機関にも大きな被害が発生し、JR東日本の北陸新幹線・長野新幹線車両センターが浸水、10編成の車両が水に浸かる事態となりました。
この影響で、北陸新幹線の東京~長野間は、本数を減らし、運転が再開されています。
      
北陸新幹線は、長野駅~糸魚川駅間も大きな被害となり、この区間の運転再開は見込みが立っていません。
      
高速道路においても、大きな被害(主に土砂流入)が発生し、16日現在も、信越自動車道の松井田妙義IC~佐久IC間、中央高速の八王子JCT~大月IC間が通行止めとなっています。
  
在来線や私鉄、一般国道においても、土砂流入などにより、大きな被害が発生、各地で運行休止や通行止めとなっています。
特に、箱根登山鉄道の箱根湯本駅~強羅駅間が、土砂崩れによる橋脚流失などのため、復旧には長期間掛かる見通しとなっています。
 
*信越自動車道の復旧は25日以降、中央高速の復旧は20日過ぎとなる見込みです
         
■台風19号による被害状況
<人的被害>
・死者…65名
・行方不明…14名
・負傷者…349名

<住家被害>
・全壊…44楝
・半壊…50楝
・一部破損…1671楝
・床上浸水…1万9708楝
・床下浸水…1万3908楝
        
*2019年10月17日5時現在、消防庁発表
*被害状況については、10月17日現在も調査が続いており、今後、大きく変わることもあります
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