カルタールプール回廊の開通、祝意
2019年11月12日、外務省が、カルタールプール回廊の開通について、外務報道官談話を発表。
カルタールプール回廊は、パキスタン内にあるシナ教の聖地と、インドを結ぶ約5kmの回廊。
インドと隣接するパキスタンのパンジャーブ州カルタールプールは、シク教の開祖グル・ナーナクが死去した地で、その場所にはシク教寺院があり、聖地のひとつとなっています。
パキスタン政府は、インドのシク教徒の聖地巡礼を容易にするため、回廊建設を進め、国境の開放について、インド側と協議を行ってきました。
2019年10月24日、インドとパキスタンは、カルタールプール回廊の開通、及びシク教徒の聖地巡礼に係るビザ免除で合意し、11月9日、同回廊が開通しました。
この開通を受けての外務報道官談話。
カルタールプール回廊の開通に祝意を表すとともに、これを契機に両国の人的交流が促進されることに期待を表明しました。
■シク教
16世紀に、グル・ナーナクがインドで始めた宗教。
現在では、インド・パンジャーブ州を中心に、世界中に約3000万人の信者がいます。
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