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西之島、警戒範囲をさらに拡大

2019年12月16日、気象庁が西之島に火口周辺警報(入山危険)を発表し、警戒が必要な範囲を山頂火口から概ね2.5kmに拡大しました。
     
西之島は、東京の南約1000キロメートル、父島の西約130キロメートルに位置する小笠原諸島の無人島。
   
12月5日に再噴火したため、同日から警戒が必要な範囲について、概ね1.5kmに拡大されていました。
   
12月16日、西之島では依然として活発な噴火活動が続いており、火砕丘の北側山腹に新たな火口が開き、溶岩が北西に流れ、海に達していることが、海上保安庁により確認されました。
    
これを受け、気象庁は、火口周辺警報(入山危険)を発表し、警戒が必要な範囲をさらに拡大、山頂火口から概ね2.5kmとしました。

■西之島(にしのしま)
東京の南約1000キロメートル、父島の西約130キロメートルに位置する小笠原諸島の無人島。

2013年11月20日、西之島の南南東500メートルの海上で噴火があり、新しい陸地が出現。
活発に噴火を続け、同年12月26日、溶岩流が西ノ島に到達し、新しく出現した島は、西ノ島と一体化しました。
         
2015年11月まで噴火を続け、陸地面積は拡大。
その後、一旦、火山活動が低下するも、2017年4月20日から再び噴火し、2017年8月まで活発な火山活動が続きました。
    
2019年12月5日、気象庁が、気象衛星の観測により、西之島付近で温度の高い領域を確認。
2019年12月7日、海上保安庁が、航空機による観測を行ない、再噴火と溶岩が東側の海へ流入していることを確認しました。
     
2019年12月15日、海上保安庁は、火砕丘の北側山腹に新たな火口が開き、溶岩が北西に流れ、海に達していることが確認しました。
    
2017年8月24日時点、東⻄約2200メートル、南北約1900メートル、西ノ島の面積は約3.0k㎡。
ニュースINDEX.2019年12月中旬
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西之島:©海上保安庁
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