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トランプ大統領、壁建設に強い決意

2019年2月5日(日本時間6日)、トランプ・アメリカ大統領が、上下両院合同会議で一般教書演説を行ないました。
     
一般教書演説は、アメリカ大統領が連邦議会において、国の現状や主要な政治課題について説明するもので、例年1月に行われます(1月最後の火曜日に行われることが多い)。
    
今年は1月29日に予定されていましたが、予算案が成立せず、一部政府機関が閉鎖されていた影響で、1週間遅れの2月5日に行われました。
   
今回の一般教書演説では、予算案が成立しない原因となった壁建設について、トランプ大統領がどういう方針を打ち出すか注目されていました。
  
演説でトランプ大統領は、民主党に協力を呼びかけるとともに、壁建設を行う強い決意を示しました。
また、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と、今月27日と28日に再会談を行うことも発表しました。
   
*1月25日につなぎ予算が成立し、昨年末から閉鎖されていた政府機関は再開されていますが、つなぎ予算は2月15日までの予算のため、それまでに新たな予算が成立しない場合、再び、一部政府機関が閉鎖されます
      
■アメリカ政局の混乱:2018~
トランプ大統領は、不法入国阻止のため、メキシコとの国境における壁建設を大統領選で公約し、当選しました。
     
このため、トランプ大統領は壁建設費用として、57億ドルの予算を連邦議会に要求。
これに対し、連邦議会の民主党側は、壁を建設しても不法入国阻止の効果は期待できないとして、壁予算を拒否。
       
この結果、予算案が成立せず、2018年12月22日から連邦政府機関の一部(政府機関の約25%、関係する政府職員80万人)が閉鎖に追い込まれました。
   
2019年1月25日、トランプ大統領と民主党側が、政府機関を3週間(2月15日まで)再開することで合意し、再開するためのつなぎ予算案が連邦議会の両院で可決。
その後、トランプ大統領がこの予算案に署名、成立しました。
ニュースINDEX.2019年2月上旬
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