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為替、円安進む、1ドル111円台

2019年2月14日、東京外国為替市場は、1ドル111.00円(中心相場)での取り引きとなりました。
      
前日と比べ、約0.4円、円安での取り引き。
14日17時時点での為替相場は、1ドル111.07円。

為替相場は、昨年末からアメリカ政局の混乱を受け、円高が進み、2019年は1ドル107円台で始まりました。

その後は、1ドル108円台から109円台での取り引きが続いていましたが、2月11日にアメリカ議会の共和党と民主党が、壁予算の一部を認めることで合意。
  
この合意を受け、12日から東京外国為替市場は円安の流れとなりました。
     
*為替レートは日本銀行発表
   
■アメリカ政局の混乱:2018~
トランプ大統領は、不法入国阻止のため、メキシコとの国境における壁建設を大統領選(2016年)で公約し、当選しました。
     
このため、トランプ大統領は壁建設費用として、57億ドルの予算を連邦議会に要求。
これに対し、連邦議会の民主党側は、壁を建設しても不法入国阻止の効果は期待できないとして、壁予算を拒否。
       
この結果、予算案が成立せず、2018年12月22日から連邦政府機関の一部(政府機関の約25%、関係する政府職員80万人)が閉鎖に追い込まれました。
   
2019年1月25日、トランプ大統領と民主党側が、政府機関を3週間(2月15日まで)再開することで合意し、再開するためのつなぎ予算案が連邦議会の両院で可決。
その後、トランプ大統領がこの予算案に署名、成立しました。
       
つなぎ予算成立後、議会の共和党側と民主党側とが、壁予算について協議を続け、2月11日、一部、壁予算を認めることで合意しました(各アメリカメディアが報道)。
     
なお、議会で決めた予算(法案)が成立するためには、大統領の署名が必要。現時点では、議会側の合意に大統領が賛成(署名)するかどうかは未定です。
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