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北マケドニア共和国を歓迎

2019年2月15日、外務省が、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国の国名問題について、外務報道官談話を発表。
     
2月12日、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国の新国名を「北マケドニア共和国」とする、ギリシャ・マケドニア間のプレスパ合意が発効しました。
     
合意発効により、30年近く続いた両国の対立(国名問題)が、最終的に解決しました。
     
これを受けての報道官談話。
プレスパ合意の発効を歓迎するとともに、バルカン地域内の協力が深まることに期待を表明しました。
   
■マケドニア国名問題
マケドニアという名称は、古代に存在した国家・マケドニアに由来する地名です。
現在のギリシャ(北部地域)、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国、ブルガリア(一部)にまたがる地域です。
  
1991年にユーゴスラビアから独立した南部地域(古代にマケドニアであった地域)が、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国を名乗ったことから、ギリシアと対立することになりました。
     
マケドニア旧ユーゴスラビア共和国は、略してマケドニアと呼ばれることが多く、これにギリシャが反発。
古代マケドニアの中心であったのは、現在のギリシア北部地域で、この地域もマケドニアと呼ばれています。
   
対立が30年近く続きましたが、2018年6月12日に、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国の国名を「北マケドニア共和国」に変更することで、ギリシャと合意しました(プレスパ合意)。
  
その後、2019年1月にマケドニア議会が国名変更のために必要な憲法改正案を承認。
また同月、ギリシャ議会でも合意が承認され、2019年2月12日、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国を「北マケドニア共和国」とするギリシャ・マケドニア間のプレスパ合意が発効しました。
    
*北マケドニアは、EU(欧州連合)NATO(北大西洋条約機構)への加盟を希望しており(加盟にはギリシャの同意が必要)、今回の国名変更となりました
*参考…外務省:マケドニア旧ユーゴスラビア共和国
ニュースINDEX.2019年2月中旬
★政治・国際
『北マケドニア』
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