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メイ英首相、6月7日に党首を辞任

2019年5月24日、イギリスのメイ首相が記者会見を開き、6月7日に保守党・党首を辞任すると発表しました。
     
イギリスは、今年の3月29日にEUを離脱する予定となっていましたが、離脱後におけるイギリス・EU関係の取極めを決める離脱協定案が成立せず、離脱延期を繰り返し、離脱は10月末まで延期されています。
   
離脱延期を受け、与野党からメイ首相の辞任を求める意見が高まりました。
この状況を受け、5月24日、メイ首相は、保守党(与党)党首を6月7日に辞任すると発表しました。
     
なお、メイ党首が辞任した後、新たな保守党・党首を決める選挙が行われ、決まった新たな保守党・党首がイギリス首相に就任する見込みです。
     
■メイ首相辞任までの経緯
イギリスは、当初2019年3月29日にEUを離脱する予定となっていましたが、離脱後におけるイギリス・EU関係の取極めを決める離脱協定案が成立していないことから、EU側(欧州理事会)に離脱延期を要請。
     
EU(イギリスを除く)側は、4月12日までの離脱延期を認めました。
   
その後、3月29日にイギリス下院で離脱協定案が諮られましたが、賛成286、反対344で否決されました。
この状況を受け、イギリス側がさらに6月30日までの離脱延期を要請。
      
4月10日、ブリュッセルで、イギリスのEU離脱延期についてのEU臨時首脳会議が開催され、10月末までの延期を決めました。
  
離脱延期が続いたことを受け、与野党からメイ首相に対する批判が高まり、辞任を求める意見となりました。
この状況を受け、5月24日、メイ首相は保守党(与党)党首を、6月7日に辞任すると発表しました。
     
メイ党首辞任後、新たな保守党・党首を決める選挙が行われ、決まった新たな保守党・党首がイギリス首相に就任する見込みです。
     
*離脱協定案は、移行期間を設けるなど、離脱後の社会変化を最小に抑えるためのものです。離脱協定では、離脱後におけるイギリスとEUの間の通商交渉が成立しない場合の防御策「バックストップ」が決められましたが、これが問題となり、離脱協定案は成立していません
ニュースINDEX.2019年5月下旬
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