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ICC・独立専門家に野口元郎大使

2019年6月28日、外務省は、野口元郎・国際司法協力担当大使が国際刑事裁判所(ICC)の新検察官選出委員会・独立専門家に選出されたと発表。
 
外務省によると、6月27日(ニューヨーク時間)、ICC締約国会議・議長団会合において、日本の野口元郎・国際司法協力担当大使が、ICCの新検察官(2020年に選出予定)候補者の評価を行う新検察官選出委員会の独立専門家に選出されました。
 
独立専門家は、各地域から1名(計5名)が選出され、新検察官選出委員会の委員に対し、専門的な見地から助言を行ないます。
   
■国際刑事裁判所(ICC)
国際社会全体の関心事である最も重大な犯罪(集団殺害犯罪、戦争犯罪など)を犯した個人を、国際法に基づき訴追・処罰するための国際刑事法廷。
    
設立条約たるローマ規程は、1998年7月に採択され、2002年7月1日に発効。
日本は、2007年7月17日に加入書を寄託、同年10月1日に105番目の加盟国となりました。
     
2019年6月現在の締約国数は122ヵ国。
裁判所は、オランダのハーグに所在。
     
■ICC検察官
ICC検察官は、裁判所から独立して行動し、ICCの管轄権の範囲内にある犯罪について、締約国や国連安保理からの付託を受理して捜査を開始するするとともに、自らの発意に基づき、裁判所の許可を得て捜査を開始する権限も有する。
   
ICC検察官は,徳望が高く、かつ、刑事事件の訴追又は裁判について、高い能力及び広範な実務上の経験を有し、英語又は仏語に通じる者でなければならない。
  
任期は9年で、再選不可。
ICC検察官は、締約国の絶対多数による議決で選出されます。
現職は、ファトウ・ベンソーダ検察官(ガンビア出身の女性。第二代ICC検察官)。
ニュースINDEX.2019年7月上旬
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