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タイ、5年ぶりの新政権を歓迎

2019年7月16日、外務省が、タイでの新政権発足について、外務報道官談話を発表。
     
7月16日、プラユット首相と新閣僚がワチラロンコン国王の下、政権発足のための宣誓式を行ない、2014年の政変以来5年ぶりに新政権が発足しました。
        
この新政権発足を受けての外務報道官談話。
  
3月24日の総選挙結果に基づき、新政権が発足したことに歓迎を表明。
新政権の下、タイの民主主義や日本とタイの協力関係が更に発展していくことに期待を表わしました。

■タイ:2014年の政変以降
2013年11月、タクシン元首相の恩赦や帰国を可能とする大赦法案が、国会で強行可決されたことで、国民が反発。
   
インラック首相を支持しないグループが、半年間にわたり、反政府デモを繰り返しました。
 
2014年5月7日、タイ憲法裁判所が、インラック首相が3年前に行なった政府高官人事について、憲法に違反したものであると認定。
憲法裁判所の判決により、インラック氏は首相を失職しました。
その後、インラック氏を支持するグループと、支持しないグループの対立が激しくなり、タイ国内が混乱状態に陥りました。
  
この状況を受け、2014年5月20日、軍がタイの戒厳令法に基づき、戒厳令を発出しました。
戒厳令発出後、タイの各派(与党、野党、市民グループ)が集まり、対話が行われましたが、一致点を見出せませんでした。
   
2014年5月22日、軍を中心とする国家平和秩序維持評議会(NCPO)が全統治権の掌握しました。
   
2014年5月30日、NCPOが民政復帰に向けた「ロードマップ」を発表。
ロードマップに基づき、2014年7月に暫定憲法、8月に立法会議及び暫定内閣、10月に改革会議及び憲法起草委員会が立ち上げられました。
    
2016年8月、国民投票により新憲法案が可決され、2017年4月、新憲法が発布されました。
 
2019年3月24日、新憲法に基づき下院総選挙が行われ、6月5日、議会においてプラユット現首相が新政権の首相として選出されました。
   
2019年7月16日、プラユット首相と新閣僚は、ワチラロンコン国王陛下の下、政権発足のための宣誓式を行ないました。
タイにおける新政権の発足は、2014年の政変以来5年ぶりです。
ニュースINDEX.2019年7月中旬
★政治・国際
『タイ』
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