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UAE、自衛隊の活動に支援を惜しまない

2020年1月13日、中東を訪問中の安倍総理が、アラブ首長国連邦(UAE)で、ムハンマド・アブダビ皇太子と会談を行ないました。
     
日本は、石油の約30%をUAEから輸入しており、サウジアラビアとともに、日本のエネルギー分野における最重要国家です。
   
外務省によると、会談は両国の協力関係や中東情勢、日本の自衛隊派遣について、話し合いました。
協力関係では、エネルギーのみならず、幅広い分野での関係強化を確認しました。
   
また、2020年は、UAEでドバイ万博が、日本で東京オリンピック・パラリンピックが開催される年であり、成功に向け、協力していくことを確認しました。
   
中東情勢では、地域の平和と安定に向け、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
  
安倍総理が、日本船舶の安全航行のため、自衛隊が中東で情報収集を行うことを説明。
 
これに対し、ムハンマド皇太子が歓迎を表明するとともに、沿岸国として日本の活動に協力や支援を惜しまないと応じました。
    
【中東における自衛隊の活動】
2019年12月27日の閣議と国家安全保障会議で決定した、中東地域における日本関係船舶の安全確保に関する取組。
   
中東地域の緊張が高まり、同地域において船舶が攻撃される事件が多数発生し、2019年6月には日本の船舶も被害を受ける事態となりました。
   
この事態を受け、安全確保に必要な情報収集を強化することが必要と判断。
  
情報収集活動のため、中東へ護衛艦1隻と哨戒機P-3Cを派遣することを決めました。
情報収集活動の範囲は、オマーン湾、アラビア海北部、バブ・エル・マンデブ海峡東側のアデン湾。
   
補給などは、当該三海域が面する港へ寄港し行ないます。
   
また、事態が悪化した場合には(船舶の護衛が必要となった場合)、自衛隊法第82条の規定に基づき、海上警備行動(護衛行動)を発令することも決定しました。
   
活動期間は、2019年12月27日から、2020年12月26日までの1年間。
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