くにゅーニュース(Qnewニュース)
    ホーム    
WHO、新型肺炎、緊急事態に当たらない

2020年1月23日、スイス・ジュネーブで開催された世界保健機関(WHO)の緊急委員会は、新型コロナウイルス肺炎について、現時点では「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態」に当たらないとの判断を下しました。
 
新型コロナウイルス肺炎は、中国・湖北省武漢において発生した新型のコロナウイルスによる肺炎。
     
23日現在、中国において、感染者が571名(うち死亡17名)、発生しています。
また、タイ、日本、台湾、アメリカ、韓国において感染者が確認されています(いずれも中国からの輸入症例)。
     
この状況を受け、WHOは緊急委員会を開催し、「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態」に当たるかどうか、検討を行いましたが、現時点では当たらないとの判断を下しました。
     
*国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態…WHOが定める国際保健規則に定められた事態。 疾病の国際的拡大により、他国に公衆の保健上の危険をもたらすと認められる事態や、緊急に国際的対策の調整が必要な事態をいう
   
【新型コロナウイルス・肺炎】
中国・湖北省武漢において発生した新型のコロナウイルスによる肺炎。
      
コロナウイルスは、重度となる症状を引き起こすウイルス。
ヒトからヒトの感染については、簡単に感染するものもあれば、伝染りにくいものもあります。
    
現在、新型については、関係機関で詳しい調査が行なわれています。
       
なお、外務省は、中国・武漢に感染症危険レベル2(不要不急の渡航は中止)、武漢以外の中国全土に感染症危険レベル1(十分注意)を発表しています。
   
■経緯
2020年1月5日、世界保健機関(WHO)は、中国・湖北省武漢において、原因不明の肺炎が発生したと発表。
     
2020年1月9日、中国当局が、入院中の肺炎患者から新型のコロナウイルスを特定。
  
2020年1月12日、中国当局は、新型のコロナウイルスによる肺炎が、41例(うち重症7例、死亡1例)と、WHOに報告しました。
  
2020年1月20日、中国当局は、新型のコロナウイルスによる肺炎が、201例(うち重症・重篤44例、死亡3例)と発表。

2020年1月21日、中国当局は、新型コロナウイルスによる肺炎が、218例(死亡4例)と発表。
     
2020年1月22日、中国当局は、新型コロナウイルスによる肺炎が、440例(死亡9例)と発表。
     
2020年1月23日、中国当局は、新型コロナウイルスによる肺炎が、571例(死亡17例)と発表。

同日、世界保健機関(WHO)の緊急委員会において、中国で流行している新型コロナウイルス肺炎は、現時点、「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態」に当たらないとの判断を下しました。
ニュースINDEX.2020年1月下旬
★社会・国際
『WHO』
風景
風景
    ページのトップへ