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ラニーニャ現象、冬まで続く90％ 2020年10月9日、気象庁が、エルニーニョ監視速報を発表。 エルニーニョ監視速報は、大平洋赤道域・東部の海洋の状況。 9月のエルニーニョ監視海域は、基準値より1.1℃低い海面水温となりました。 気象庁は、夏からラニーニャ現象が発生していると判断しました。 今後の見通しについては、冬にかけてラニーニャ現象が続く可能性が高い（90％）と予想しました。 ■ラニーニャ現象 大平洋赤道域・東部（日付変更線付近～南米のペルー沿岸）の海域で、海面水温が平年に比べて低くなり、その状態が１年程度続く現象。 ラニーニャ現象が発生すると、日本付近では夏季は太平洋高気圧が北に張り出しやすくなり、気温が高くなる傾向にあります。 冬季は、西高東低の気圧配置が強まり、気温が低くなる傾向にあります。 このため、日本では「夏は猛暑、冬は寒冬になる」と言われています。 ■海面水温・基準値との差 ・2020年5月…-0.3℃（-0.2℃） ・2020年6月…-0.8℃（-0.4℃） ・2020年7月…-0.6℃（-0.7℃） ・2020年8月…-0.6℃ ・2020年9月…-1.1℃ ＊過去5ヵ月 ＊カッコ内の数値は、5ヵ月移動平均値 ＊気象庁では、海面水温の5か月移動平均値が、+0.5℃以上となった場合をエルニーニョ現象、-0.5℃以下となった場合をラニーニャ現象としています（速報の場合） |
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