くにゅーニュース(Qnewニュース)
    ホーム    
南スーダン、新国民統一暫定政府設立

2020年2月26日、外務省が、南スーダン情勢(新国民統一暫定政府の設立)について、外務報道官談話を発表。
   
南スーダンは、2016年8月以降、地方の一部において衝突や殺傷事案が継続していました。
    
この情勢を受け、東アフリカの地域機関であるIGADが仲介に入り、諸勢力が2018年6月27日に恒久的停戦で合意(ハルツーム宣言)。
 
2018年8月5日に暫定政府の体制に関する合意が達成され、2018年10月31日、南スーダン共和国のジュバにおいて、平和記念式典が開催されました。
   
2020年2月22日、2018年の合意に基づき、南スーダンの首都ジュバにおいて国民統一暫定政府の設立が宣言されました。
    
この南スーダンでの国民統一暫定政府設立を受けての外務報道官談話。
    
暫定政府設立合意に歓迎を表わすとともに、暫定政府設立に尽力したIGADの調停努力に敬意を表明しました。
       
また、日本は南スーダンの平和と安定に向け、引き続き支援していく考えを表明しました。
       
■最近の南スーダン情勢
南スーダンでは、2016年8月以降、首都・ジュバは比較的平穏であるもののの、地方の一部において衝突や殺傷事案が継続していました。
    
これを受け、東アフリカの地域機関であるIGAD(議長国:エチオピア)が、履行が停滞気味であった2015年の「南スーダンにおける衝突の解決に関する合意(衝突解決合意)」を再活性化するため、2017年6月、南スーダン諸勢力を集めて「ハイレベル再活性化フォーラム」のプロセスを開始しました。
     
プロセスにより、2017年12月に敵対行為停止が合意された後、2018年2月、5月にもエチオピア・アディスアベバで会合が開催されました。
        
2018年6月からは、スーダンの首都・ハルツームに場所を移し、協議が行われ、2018年6月27日、恒久的停戦で合意しました(ハルツーム宣言)。
    
さらに、2018年7月7日に治安取決めに関し合意、8月5日に暫定政府の体制に関する合意が達成され、9月12日に「再活性化された衝突解決合意」が正式に署名されました。
     
2018年10月31日、南スーダン政府主催による「再活性化された衝突解決合意」の平和記念式典が開催されました。
ニュースINDEX.2020年2月下旬
★政治・国際
『南スーダン』
    ページのトップへ