室蘭で開花、ソメイヨシノは終着駅に
2020年5月1日、気象庁は、室蘭で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表。
平年より5日早く、昨年よりは2日遅い開花。
ソメイヨシノの観測地点では、今年、一番最後の開花となりました。
また同日、函館で桜が満開を迎えました。
*ソメイヨシノの北海道での観測地点は、函館、札幌、室蘭の3ヵ所。それ以外の地域は「えぞやまざくら」が桜の標本木です
*今年の札幌は、前日の4月30日に開花
■ソメイヨシノの南限・北限
植物には、気温などの気象条件により適地があります。
気象条件の合わない場所では育ちません。
ソメイヨシノの場合、かつては南限が九州・鹿児島、北限が北海道・札幌でした。
鹿児島より南では、冬場の気温が高すぎて、花芽が休眠打破できず育ちません。
一方、札幌より北では気温が低すぎて、育ちませんでした。
もっとも地球温暖化の影響で、現在では北海道の最北端・稚内でもソメイヨシノが育ちます。
一方、温暖化の影響で、何年か先には鹿児島でソメイヨシノは咲かなくなるとされています。
なお、かつてソメイヨシノの北限が札幌あたりであった関係で、札幌より北の桜の標本木は「えぞやまざくら」となっています。
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