桜前線、終着駅に到着。稚内と釧路で開花
2020年5月10日、気象庁は、稚内と釧路で桜(エゾヤマザクラ)が開花したと発表。
稚内は平年より4日早く、釧路は平年より7日早い開花となりました。
これにより、気象庁の観測地点における桜はすべて開花し、1月6日に沖縄・那覇でスタートした桜前線が終着駅に到着しました。
*札幌より北の地域では、エゾヤマザクラが桜の標本木となっています
*2020年の桜前線は、平年より12日早く1月6日に沖縄・那覇で開花し始まりました
■エゾヤマザクラ(オオヤマザクラ)
北海道ではエゾヤマザクラと呼ばれていますが、本州ではオオヤマザクラと呼ばれることが多い桜です。
元々、日本に自生している桜の一つ。
寒さに強く、北海道を代表する桜です。
花は濃いピンク色で、ヤマザクラと同様、花の開花と同時に葉も展開します。
エゾヤマザクラの代表的な名所としては、二十間道路桜並木(北海道新ひだか町)があります。
かつて、ソメイヨシノの北限が北海道・札幌であったため、札幌より北ではエゾヤマザクラが桜の標本木となっています。
なお、現在では地球温暖化の影響で、北海道の最北端・稚内でもソメイヨシノが育ちます。
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