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ラニーニャ現象が60%、平常が40%

2020年8月11日、気象庁が、エルニーニョ監視速報を発表。

エルニーニョ監視速報は、大平洋赤道域・東部の海洋の状況。
7月のエルニーニョ監視海域は、基準値より0.6℃低い海面水温となりました。
   
気象庁は、海面水温が基準値より低くなるなど、ラニーニャ現象時の特徴が明瞭になりつつあると判断しました。
     
今後の見通しについては、冬にかけてラニーニャ現象が発生する可能性が60%、平常の状態が続く可能性が40%と予想しました。
 
■ラニーニャ現象
大平洋赤道域・東部(日付変更線付近~南米のペルー沿岸)の海域で、海面水温が平年に比べて低くなり、その状態が1年程度続く現象。
     
ラニーニャ現象が発生すると、日本付近では夏季は太平洋高気圧が北に張り出しやすくなり、気温が高くなる傾向にあります。
   
冬季は、西高東低の気圧配置が強まり、気温が低くなる傾向にあります。
このため、日本では「夏は猛暑、冬は寒冬になる」と言われています。

■海面水温・基準値との差
・2020年3月…+0.2℃(+0.1℃)
・2020年4月…+0.3℃(-0.1℃)
・2020年5月…-0.3℃(-0.2℃)
・2020年6月…-0.8℃
・2020年7月…-0.6℃

*過去5ヵ月
*カッコ内の数値は、5ヵ月移動平均値
*気象庁では、海面水温の5か月移動平均値が、+0.5℃以上となった場合をエルニーニョ現象、-0.5℃以下となった場合をラニーニャ現象としています(速報の場合)
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