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ラニーニャ現象、春の間に終息

2021年2月10日、気象庁が、エルニーニョ監視速報を発表。

エルニーニョ監視速報は、大平洋赤道域・東部の海洋の状況。
   
1月のエルニーニョ監視海域は、基準値より0.5℃低い海面水温となりました。
   
気象庁は、昨年夏からラニーニャ現象が続いていると判断しました。
     
今後の見通しについては、春の間にラニーニャ現象が終息し、平常の状態になる可能性が高い(80%)と予想しました。
 
■ラニーニャ現象
大平洋赤道域・東部(日付変更線付近~南米のペルー沿岸)の海域で、海面水温が平年に比べて低くなり、その状態が1年程度続く現象。
     
ラニーニャ現象が発生すると、日本付近では夏季は太平洋高気圧が北に張り出しやすくなり、気温が高くなる傾向にあります。
   
冬季は、西高東低の気圧配置が強まり、気温が低くなる傾向にあります。
このため、日本では「夏は猛暑、冬は寒冬になる」と言われています。

■海面水温・基準値との差
・2020年9月…-1.1℃(-0.9℃)
・2020年10月…-1.2℃(-1.0℃)
・2020年11月…-1.2℃(-1.0℃)
・2020年12月…-0.9℃
・2021年1月…-0.5℃

*過去5ヵ月
*カッコ内の数値は、5ヵ月移動平均値
*気象庁では、海面水温の5か月移動平均値が、+0.5℃以上となった場合をエルニーニョ現象、-0.5℃以下となった場合をラニーニャ現象としています(速報の場合)
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