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輸入小麦の価格、5.5%引き上げ

2021年3月10日、農林水産省が輸入小麦・政府売渡価格の改定を発表。
     
輸入小麦の平均買付価格(直近6ヵ月)は、国際価格の上昇により、前期に比べ上昇しました。
        
これを受け、農林水産省は2021年4月期(2021年4月~2021年9月)の輸入小麦・政府売渡価格について、5銘柄平均(税込価格)で、5万1930円/トンとすることを決定しました。
       
前期(2020年10月~2021年3月)と比べ、5.5%の引き上げです。
     
■日本の小麦事情
日本の小麦消費量は年間約573万トン(過去5年の平均数量、2015年~2019年の年平均)。
      
国内産小麦は80万トンで、残りの493万トンはアメリカなど同盟国からの輸入に頼っています。
   
供給の安定のため、輸入小麦の買い付けは政府が一括して行い、買い付け後、国内の企業に売り渡しています。
   
輸入量は、アメリカが240万トン、カナダが168万トン、オーストラリアが84万トン(過去5年の平均数量)です。
   
なお、政府から国内の民間企業への売り渡し価格は、小麦の買付価格により、半年毎、見直されています。
        
■輸入小麦:5銘柄
・アメリカ産ダーク・ノーザン・スプリング(主にパン・中華麺用)
 
・カナダ産ウェスタン・レッド・スプリング(主にパン用)
  
・アメリカ産ハード・レッド・ウィンター(主にパン・中華麺用)
   
・オーストラリア産スタンダード・ホワイト(主に日本麺用)
 
・アメリカ産ウェスタン・ホワイト(主に菓子用)
           
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