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奄美・沖縄、世界遺産へ大きく前進 2021年5月10日、国際自然保護連合が、世界遺産推薦中の「奄美・沖縄」について、記載との評価を世界遺産委員会に勧告したことが明らかとなりました。 奄美・沖縄は、世界遺産（自然遺産）を登録を目指している、奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島の4つの地域です。 10日、ユネスコ世界遺産センターから、国際自然保護連合の評価が日本政府に通知されました。 記載との評価により、7月16日から7月31日まで、オンライン上で開催される第44回世界遺産委員会で、世界遺産に登録される可能性が高くなりました。 ＊国際自然保護連合(IUCN)…世界遺産委員会の諮問機関 ＊世界遺産委員会…ユネスコの世界遺産に関する委員会。世界遺産条約締約国総会で選出された21ヵ国からなり、決定は過半数の国の出席し、投票数の「3分の2以上」の賛成が必要 【世界遺産の評価】 評価は、以下の4つに分かれます。 1、記載…世界遺産一覧表に記載すべきもの。 2、情報照会…追加情報の提出を求めた上で、次回以降に再審議。 3、記載延期…より綿密な調査や推薦書の本質的な改定が必要なもの。 4、不記載…世界遺産の登録記載にふさわしくないもの。 ＊世界遺産委員会でも、同様の評価を行い、登録の可否を決定します ＊委員会で不記載決議となった場合、例外的な場合を除き、再推薦は不可となります 【奄美・沖縄】 世界遺産（自然遺産）の登録を目指している、奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島の4つの地域。 正式名は「奄美大島，徳之島，沖縄島北部及び西表島」。 日本列島の南端部に、約1200kmにわたって弧状に点在する琉球列島の一部です。 同地域は、イリオモテヤマネコ、アマミノクロウサギ、ヤンバルクイナなど、国際自然保護連合のレッドリストの絶滅危惧種86種を含む陸生動植物の生息・生育地です。 世界的にみても、貴重な動植物の宝庫となっています。 ＊参考…農林水産省「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島の世界自然遺産への推薦について」 ＊世界遺産登録…「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づく「世界遺産一覧表」への記載 |
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