ベラルーシ反体制派記者の拘束、非難
2021年5月24日、外務省がベラルーシでの民間航空機の強制着陸、反体制派記者の拘束について、外務報道官談話を発表しました。
5月23日、アテネ発ヴィリニュス行きのライアンエアー航空機が、ベラルーシ上空飛行中に安全上の脅威があるとして、ベラルーシ当局によりミンスクに強制着陸させられました。
安全検査の結果、同機に異常は確認されませんでしたが、同機に搭乗し、これまで国家騒乱罪の容疑でベラルーシ当局に手配されていたジャーナリストのロマン・プロタセヴィチ氏が拘束されました。
この民間航空機の強制着陸、反体制派記者の拘束を受けての外務報道官談話。
民間航空機の強制着陸(国際民間航空条約違反)や、乗客の拘束を強く非難するとともに、これまでのベラルーシ政府の非民主主義的な対応に遺憾を表しました。
また、ベラルーシ当局に対し、法の支配と民主主義の原則を遵守し、国民的対話に取り組むよう改めて強く求めました。
■ベラルーシの情勢
ベラルーシは、東ヨーロッパに位置する共和国。
白ロシアとも呼ばれ、旧ソ連の国。ソ連崩壊後、独立し共和国となりました。
その後、1994年に大統領となったルカシェンコが野党を弾圧し、独裁体制を敷き、現在まで続いています。
治安部隊による野党勢力への弾圧や、人権抑制については欧米各国から非難されています。
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