くにゅーニュース(Qnewニュース)
    ホーム    
G7コーンウォール・サミット、閉幕

画像:©内閣官房
風景

2021年6月13日(現地時間)、イギリス・コーンウォールで開催されていたG7コーンウォール・サミットが、3日間の日程を終え閉幕しました。
    
外務省によると、今年のサミットでは「より良い回復」というテーマの下、武漢肺炎、ルールに基づく国際行動、経済回復、自由で公正な貿易 、環境などについて話し合いました。
   
結果、G7が協力して武漢肺炎に打ち勝ち、民主的で開かれた経済と社会を推進することで一致しました。
   
最後に、成果文書として「G7首脳コミュニケ」を発出しました。
     
*コーンウォール…イングランドの南西端に位置する半島。沿岸の大部分はリアス式海岸になっている景勝地
*コミュニケ…公式の声明
      
【G7首脳コミュニケ・概略】
■保健
・2022年までのパンデミック終息という目標を設定。
・来年にかけてワクチン10億回分の供与を約束。
  
■経済回復
・経済成長及び回復の中心にあるのは、グリーン及びデジタル分野での変革。
・国際課税について、G7の歴史的なコミットメントを承認。
  
■気候変動・環境
・遅くとも2050年までのネット・ゼロ目標をコミット。
      
■中国
・非市場志向の政策や慣行に対処するための共同アプローチを協議。
・ウイグルや香港での人権や、基本的自由を尊重するよう中国に求めていく。
     
■北朝鮮
・朝鮮半島の完全な非核化、違法な大量破壊兵器や弾道ミサイル計画の不可逆的な放棄を求める。
・全ての国に対し、国連安保理決議や決議に関連する制裁の完全な履行を求める。
・全ての人々の人権を尊重し、拉致問題を即時に解決することを改めて求める。
      
■ミャンマー
・クーデーターを非難するとともに、拘束された人々の即時解放を求める。
・必要な場合は、G7が結束して追加的措置を検討する。
      
■インド太平洋
・台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促す。
・東シナ海及び南シナ海における現状を変更し、緊張を高めるあらゆる一方的な試みに強く反対する。
      
■ロシア
・不安定化を招く行動や悪意のある活動を止め、国際的な人権に関する自らの義務を果たすよう改めて求める。
      
■開発金融
・アフリカの民間部門に今後5年間で少なくとも800億ドルを投資することを確認。
・6500億ドルのSDR(IMFの特別引出権)の新規配分を支持する。
      
■東京オリンピック
武漢肺炎に打ち勝つ世界の団結の象徴として、安全な形での東京オリンピック開催を支持する。
ニュースINDEX.2021年6月中旬
★政治・国際
『サミット』
風景
    ページのトップへ