縄文遺跡群、世界遺産に登録
2021年7月27日、オンライン上で開催された第44回世界遺産委員会において、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録が決まりました。
北海道・北東北の縄文遺跡群は、北海道と東北北部の各地にある縄文時代の遺跡。青森市の三内丸山遺跡など、17の遺跡からなる縄文遺跡群です。
2020年に、日本がユネスコへ「北海道・北東北の縄文遺跡群」の推薦書を提出。その後、世界遺産委員会の諮問機関「イコモス」で調査が行われ、2021年5月26日、イコモスが記載との評価を世界遺産委員会に勧告していました。
7月27日、オンライン上で開催された第44回世界遺産委員会において、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産(自然遺産)への記載(登録すること)が決まりました。
*イコモス(国際記念物遺跡会議)…世界遺産委員会の諮問機関
*世界遺産委員会…ユネスコの世界遺産に関する委員会。世界遺産条約締約国総会で選出された21ヵ国からなり、決定は過半数の国の出席し、投票数の「3分の2以上」の賛成が必要
【世界遺産の評価】
評価は、以下の4つに分かれます。
1、記載…世界遺産一覧表に記載すべきもの。
2、情報照会…追加情報の提出を求めた上で、次回以降に再審議。
3、記載延期…より綿密な調査や推薦書の本質的な改定が必要なもの。
4、不記載…世界遺産の登録記載にふさわしくないもの。
*世界遺産委員会でも、同様の評価を行い、登録の可否を決定します
*委員会で不記載決議となった場合、例外的な場合を除き、再推薦は不可となります
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