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フランス大規模デモ

2018年の11月17日から2019年6月まで、毎週土曜日にフランス全土で行われた反政府デモ。デモは路上作業用の黄色い安全ベストを着用して行われることから「黄色いベスト運動」と呼ばれています。
     
燃料価格の高騰や政府の燃料税引き上げに反対するため、ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)上の呼びかけに応じ発生したもので、各地で交通渋滞が発生するとともに、一部の参加者が暴徒化し、治安部隊と衝突する事態となりました。
   
当初は、燃料税の引き上げ反対で始まったデモですが、その後、マクロン政権に反対する反政府デモに変わりました。
  
フランス内務省によると、11月27日のデモには、約29万人が参加しました。12月1日のシャンゼリゼ通りのデモでは、少なくとも133人(うち治安部隊23人)が重軽傷を負いました。

12月8日のデモには約12万5000人が参加し、1200人以上が当局に拘束される事態となりました。
      
マクロン政権は、12月4日に6ヵ月の増税延期を、12月5日には燃料税の引き上げを2019年中は行わないなどの方針を打ち出しましたが、大規模デモを止めるには至っていません。
   
12月10日、マクロン大統領がテレビ演説を行い、最低賃金の引き上げや増税の一部中止を発表しましたが、その後も数万人規模のデモ が毎週土曜日が続きました。
  
10週目となる2019年1月19日のデモには、8万人超が参加し、フランス各地で行われ、治安部隊との衝突も発生しました。
 
その後も毎週デモが続き、終息したのは2019年の6月となりました(7ヵ月間続きました)。
 
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