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アフガニスタン

中東・南アジアに位置する国家。国土面積は日本の約1.7倍。人口は3890万人(2020年)。現在はタリバーン(イスラム原理主義)が支配する国となっています。


 
歴史(概略)
 
1880年、第二次アフガン戦争でイギリスに敗れ、ガンダマク条約によりイギリスの保護国となる。1919年、第三次アフガン戦争に勝利し、イギリスから独立。
     
1973年に共和制に移行するが、1978年、軍部クーデターが起きる。以降20年以上にわたり、内乱状態となる。

2001年、アメリカ、イギリス等によるアル・カーイダ及びタリバーン(イスラム原理主義勢力)に対する軍事行動が行われる。同年12月、国連の働きにより、アフガニスタン各派の代表が和平プロセスに合意(ボン合意)。暫定政権が誕生。
       
2004年、民主的な手続きによる新しいアフガニスタンの憲法が採択される。これを受け、2004年10月9日、大統領選挙が行われ、カルザイ大統領が当選。2009年、2回目の大統領選挙が行なわれ、カルザイ大統領が再選。

2014年、3回目の大統領選挙が行なわれ、アシュラフ・ガーニ元財務相が大統領に選出されました。2019年に大統領選挙が行われるも、激戦となり、敗れた候補が選挙に不正があったとし、その後、国内が分裂する事態となりました。
     
2001年以来、アメリカが主導する形でアフガニスタンの民主化を進めましたが、汚職や不正がはびこみ、また、テロも収まらず、アメリカ国内でアフガニスタンからの撤退(治安を担当している軍の撤退)を求める意見が強くなりました。
  
2020年2月28日、当時のトランプ米大統領が駐留米軍を撤退させることで、当時、アフガニスタンで勢力を回復してきたイスラム原理主義勢力のタリバーンと合意。さらに、2021年4月、新たにアメリカ大統領となったバイデン大統領が、2021年9月11日までに駐留米軍を完全撤退させると発表しました。
  
このアメリカ軍の撤退の動きを受け、タリバーンが勢力を回復。2021年8月15日に首都・カーブルに入り、アフガニスタンを制圧しました。
 
以降、アフガニスタンはタリバーン(イスラム原理主義)が支配する国となっています。
 
*参考…外務省・アフガニスタン基礎データ
 



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