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香港デモ・2014

2014年に、香港で起こった民主的な直接選挙を求めるデモ。
       
1997年、イギリスから中国へ香港が返還された際、中国政府は「香港返還後50年間は政治体制を変更しない」ことを確約(一国二制度)。これにより、香港は香港特別行政区・基本法の下、自治権を有します。
       
この基本法では、行政長官などの選出方法は直接選挙に移行すると規定されていますが、これまで行政長官は選挙委員会により選出されてきました。

2017年に行われる行政長官の選出は「住民による直接選挙」となりましたが、中国の全国人民代表大会・常務委員会は「候補者の事前審査」を決めました。
      
これを受け、民主的な直接選挙を求める学生、市民が、2014年9月27日、香港政府庁舎付近で数万人規模の抗議集会を実施しました。翌9月28日には、香港島内のアドミラルティ地区を始め、市内各地で座込み等の抗議活動を行なう「セントラル占拠」運動が始まりました。以降、民主的な直接選挙を求めるデモが続きました。

2014年11月14日、香港の高等裁判所が、バリケードの撤去を認める決定を下しました。これを受け、香港警察が道路にあるデモ隊のバリケード撤去に乗り出しました。
        
2014年11月18日、政府庁舎前のバリケード撤去で、警察とデモ隊との間で衝突が発生。その後も、デモ隊のバリケードの撤去が行われ、衝突が起こり、約200人が逮捕される事態となりました。
     
2014年12月1日、デモの学生リーダーらが、抗議のハンガーストライキを開始。2014年12月3日、発起人3人がデモの法的責任を取り、警察に出頭しました。
 



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