アーシューラー
ヒジュラ暦(イスラム暦)におけるムハッラム月(1年の最初の月)の10日目のこと。または、この日に行われるシーア派イスラム教徒の宗教行事を指します。
ムハッラム月の10日目は、預言者ムハンマドの孫であり、4代目のカリフ・アリーの息子、フサインが殉教した日(命日)です。
シーア派イスラム教徒は、フサインを正統な指導者としており、フサインが殺害されたこと(殉教)を悼む宗教行事が行われます。
この宗教行事に際して、シーア派イスラム教徒は自らの身体をたたいたり、泣き声をあげるなどして、フサインの「殉教」を想起します。
なお、アーシューラーから40日目に、喪明けの儀式・アルバイーンが行われます。
*カリフ…ムハンマドの正統な後継者
*イスラム教の二大宗派…スンニ派とシーア派
*参考…外務省・渡航情報
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