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海外安全情報 海外に渡航・滞在される方、すでに滞在されている邦人のため、外務省が発表している各国の安全に関する情報。あくまで参考情報のため、法的な強制力はありません。 ニュースとして発信される海外安全情報には、危険情報、感染症危険情報、スポット情報、広域情報の4つがあります。 危険情報は、その国に危険がある場合、危険度を4つのレベルで表している情報です。4つのレベルは、レベル1、レベル2、レベル3、レベル4で、後者ほど危険度が高くなります。 また、ニュースとしては取り上げられることはありませんが、海外安全情報としては、各国の基礎的な情報を取りまとめた「安全対策基礎データ」があります。 危険情報とは 渡航・滞在にあたって、特に注意が必要と考えられる国・地域に発出される情報。その国の治安情勢やその他の危険要因を総合的に判断し、以下の4つのレベルにより示しています。 ▮ レベル1（十分注意） その国・地域への渡航、滞在に当たって危険を避けていただくため、特別な注意が必要です。 ▮ レベル2（不要不急の渡航は中止） その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合には特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。 ▮ レベル3（渡航中止勧告） その国・地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。場合によっては、滞在している方に退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。 ▮ レベル4（退避勧告） その国・地域に滞在している方は滞在地から、安全な国・地域へ退避してください。どのような目的であれ、新たな渡航は止めてください。 ＊危険情報が出ていない国・地域も安全とは限りません。 感染症危険情報とは 新型インフルエンザなど、感染症に関する渡航情報。感染症の発生初期の段階では、基本的に広域情報、スポット情報により、注意喚起が行われます。 世界保健機関（WHO）による勧告や、発生国の感染状況などを総合的に勘案して、感染症危険情報が発表されます。なお、感染症危険情報も、危険情報と同様、以下の4つのレベルに分かれています。 ▮ レベル1（十分注意） 感染症に対し、国際保健規則（IHR）第49条に規定する緊急委員会が開催され、同委員会の結果から、渡航に危険が伴うと認められる場合など。 ▮ レベル2（不要不急の渡航は中止） 感染症に対し、IHR第12条に規定する「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態」が発出される場合など。 ▮ レベル3（渡航中止勧告） 感染症に対し、「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態」が発出され、WHOが感染拡大防止のために貿易・渡航制限を認める場合など。 ▮ レベル4（退避勧告） 感染症に対し、「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態」が発出され、WHOが感染拡大防止のために貿易・渡航制限を認め、さらに、現地の医療体制の脆弱性が明白である場合など。 ＊感染症危険情報が出ていない国・地域も安全とは限りません。 スポット情報とは 特定の国や地域において、テロ事件や災害が発生した場合など、速報として発表される情報です。 危険情報は事件や事故が発生してから、危険度を引き上げるかどうか検討する必要があり、時間が掛かります。このため、すでに滞在中の方、今、渡航される方に最新の情報が間に合いません。 スポット情報は速報として、その国・地域の最新の情報を伝えるものです。 広域情報とは 複数の国にまたがる広い範囲で、注意が必要な場合に発表される情報です。 特に、国際テロ組織の動向に関する情報などは、特定の国に限定できない場合が多いことから、広域情報で広く注意を呼びかけるのが一般的です。 安全対策基礎データ 各国の基礎的な情報を取りまとめたもの。 危険情報が出ていない国でも、日常的な犯罪は多く発生しています。また、その国の法律や制度を知らなかったため、トラブルに巻き込まれる方も、後を絶ちません。 安全対策基礎データには、それぞれの国の情報（法律、制度、風習など）が詳しく記載されています。 ＊参考…外務省・海外安全情報、危険情報、感染症危険情報、スポット情報、広域情報 |
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