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清水トンネル貫通の日

上越線の清水トンネルが貫通した日(1929年12月29日)に因む記念日。
   
上越線(じょうえつせん)は、群馬県高崎市の高崎駅から新潟県長岡市の宮内駅までを結ぶJR東日本の鉄道路線です。
   
清水トンネルは、このJR上越線の土合(どあい)駅と土樽(つちたる)駅の間にある全長9702mのトンネル。谷川連峰の真下を貫き、群馬県と新潟県をつないでいます。
     
川端康成の名作・雪国の冒頭「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」の長いトンネルが、この清水トンネルです。
    
東京・新潟間は、清水トンネルができる前までは高崎から長野、直江津を経由するコースで、急行電車で11時間以上掛かりました。このため、群馬と新潟をつなぐ線路が計画され、谷川連峰の真下を貫くトンネル工事が1922年に着工されました。
     
殉職者が44名に達する難工事となりましたが、7年後の1929年12月29日14時5分、鉄道省(現・国土交通省)の江木翼(えぎたすく)大臣が最後の爆破のボタンを押し、貫通しました。
    
貫通後も、トンネル完成へ向けての工事が続き、1931年9月1日、上州(群馬)と越後(新潟)を結ぶ「国境の長いトンネル」が開通しました。開通により、東京・新潟間の所要時間が4時間短縮され、7時間となりました。
    
なお、1967年に新清水トンネルが開通し、上越線は複線化され、従来の清水トンネルは「上り線専用」となっています。
   
また、1982年に開業を始めた上越新幹線により、現在では東京・新潟間は最短1時間30分台で結ばれています。
     
*参考…土木学会関東支部新潟会:JR上越線清水トンネル

風景
新潟県の県鳥「トキ」
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