熊本地震:2016年
2016年4月14日から16日にかけて、熊本県熊本地方で発生した地震。
この期間、震度6以上を観測した地震が7回発生し、熊本県と大分県で甚大な被害となりました。本震は、4月16日1時25分に発生したマグニチュード7.3の地震とみられています。
地震により、熊本県で269名、大分県で3名が死亡し、負傷者も2800名を超えました。
熊本地震・経緯
2016年4月14日21時26分、熊本県熊本地方で、最初の強い地震(マグニチュード6.5)が発生。熊本県益城町において、震度7を観測しました。
この最初の地震は、現在では前震(本震の前に発生する地震)と見られています。
その後、4月14日22時7分にマグニチュード5.8、4月15日0時3分にマグニチュード6.4の地震が発生。4月16日1時25分には、マグニチュード7.3の地震が発生(本震)。益城町や西原村で震度7を、熊本県各地と大分県で震度6を記録しました。
さらに、4月16日1時45分にマグニチュード5.9、4月16日3時55分にマグニチュード5.8、4月16日9時48分にマグニチュード5.4の大きな地震が発生しました。
17日以降も、震度4以上の地震(余震)が、同年秋にかけて続きました。
*2016年4月14日~4月30日に震度4以上の地震が120回発生しました。気象庁発表
▮ 人的被害
・死者…272名(熊本269名、大分3名)
・負傷者…2808名(熊本を中心に九州全域)
▮ 建物被害
・全壊…8668楝
・半壊…3万4720楝
・一部損壊…16万2562楝
▮ 避難者数
・最大時には、熊本県で18万3882名、大分県で1万2443名が避難
*2016年の秋にはすべての避難所が閉鎖されました
*2018年10月15日現在、内閣府発表
|
|
|
|
地震前の熊本城:©旅々 |
|
|
地震直後の熊本城:©内閣府 |
|
|
阿蘇大橋崩落現場:©内閣府 |
|
|
|
|