セメントの日
5月19日。日本で初めてセメントが製造された日(1875年の5月19日)に因む記念日です。
セメントは水や液剤などにより、水和や重合し、硬化する粉体を指します。一般的には、モルタルやコンクリートをつくるための結合材として利用される水硬性セメント(ポルトランドセメント)を指しています。
セメントの利用は古く、古代エジプトのピラミッドにもモルタルとして使用されたセメント(気硬性セメント)が残っています。19世紀に入ると、イギリスで石灰と粘土などを混合し、それを焼成して製造するポルトランドセメントが開発されます。
日本には幕末からこのポルトランドセメントが輸入され、建物の建設などに利用されますが、非常に高価なものでした。次の明治政府は国内生産に取り組み、官営深川セメント製造所(東京都江東区)が作られます。
試行錯誤を繰り返し、1875年(明治8年)5月19日、日本で初めてセメント(ポルトランドセメント)が生産されました。
*参考…太平洋セメント:セメントの国産化
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画像:東京都庁 |
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