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文化財保護法施行記念日

8月29日。文化財保護法が1950年8月29日に施行されたことを記念し、設定されました。
    
文化財保護法は、文化財を保存、活用し、国民の文化的向上を目的とする法律です。
   
1949年1月26日の火災で法隆寺金堂壁画が焼損し、国民に強い衝撃を与え、文化財保護の機運が盛り上がりました。これを受け、議員立法により、1950年5月30日に文化財保護法が制定・公布され、1950年8月29日に施行されました。
   
なお、法隆寺金堂壁画が焼損した1949年1月26日に因み、1月26日は文化財防火デーとなっています。
      

   
法隆寺・金堂壁画
  
法隆寺金堂の壁面に描かれていた7世紀末頃の仏教絵画。金堂外陣の土壁に描かれていた12面の壁画、内陣小壁の飛天の壁画20面、外陣小壁の山中羅漢図18面があります。
      
釈迦、阿弥陀、弥勒、薬師の浄土図などを描いた12面壁画が有名で、一般的に法隆寺金堂の壁画といえば、この12面壁画を指しています。
      
作者は不明ですが、古代仏教絵画を代表する作品の1つで、世界的価値の高い文化財でした。
       
1949年1月26日の火災(失火原因は不明)で焼損しました。なお、内陣小壁の飛天の壁画20面は当時、取り外されていたため、難をまぬがれました。
       
この火災で焼け焦げた壁画は、法隆寺内の収蔵庫に、焼け焦げた柱などと共に保管されています。現在の金堂には、再現壁画がはめ込まれています。
  

風景
JR奈良駅(旧駅舎)


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