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下水道の日

毎年9月10日。建設省(現在の国土交通省)と厚生省(現在は環境省)が、1961年に定めた記念日。下水道についての理解と関心を深めるため、設定されました。
  
9月10日は、台風がよく襲来する、雑節の二百二十日頃にあたり、下水道がもっとも大きな役割を果たす時期であることに因みます。毎年、同日を中心に、全国で下水道に関するイベントが行われます。
    

 
日本の下水道
 
2022年3月末での日本の下水道普及率は、92.6%です。毎年、約0.5%づつ、下水道普及率が上昇しています。
     
都道府県別で、もっとも普及が進んでいるのは、東京都で99.8%。次いで、滋賀県の99.1%、兵庫県の99.0%となっています。
     
逆に、普及がもっとも遅れているのは、徳島県で66.0%。次いで、和歌山県の68.4%、高知県の77.0%となっています(2022年3月末時点)。
   
ただし、もっとも下水道普及率が進んでいる東京都においても、東京23区の8割が汚水と雨水をひとつの下水道管で集める「合流式下水道」であり、雨天時には水再生センターにおいて全量が処理できず、沈殿・消毒処理(簡易処理)のみで東京湾に放流しています。
  
2019年6月で下水量の16.6%、7月は下水量の14.1%が処理出来ず、塩素を投入しただけの簡易処理で東京湾へ放流されました。
 
*下水道普及率は、国土交通省が担当している都市部の下水道、農林水産省が担当している農村、漁村、山村での集落排水施設、環境省が担当している水道水源地や自然公園地域などでの浄化槽を合わせた、下水道普及率です(広義の下水道)

*東京都の下水処理状況…東京都芝浦水再生センター、砂町水再生センター、葛西水再生センターによる処理状況

*参考…国土交通省・下水道の日、東京都下水道局・下水処理の解説
 

風景
武庫川(兵庫県)


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