くにゅーニュース(Qnewニュース)
    ホーム    
マーズ(MERS)

中東呼吸器症候群。MERSコロナウイルスによるウイルス性の感染症です。2012年に初めて確認され、ラクダが感染源動物とされています。
    
一般的に、コロナウイルスは飛沫感染や接触感染で伝播し、風邪などの一般的症状を引き起こすほか、下痢などの消化器症状も報告されています。
   
また、重傷の場合には呼吸不全を起こすこともあり、報告されたMERS患者の致死率は約36%とされています。
    
世界保健機関(WHO)によると、感染者は中東を中心に韓国、タイ、中国、フィリピン、マレーシア、アメリカ、イタリア、イギリス、オーストリア、オランダ、ギリシャ、ドイツ、フランス、アラブ首長国連邦、イエメン、イラン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、トルコ、バーレーン、ヨルダン、レバノン、アルジェリア、エジプト、チュニジアで報告されています(2019年2月現在)。
   
また、2022年10月までの感染者(確定)は、累計で2600人、このうち死亡は935人です(WHO発表)。
   
*MERSは2012年に初めて確認された新しい感染症で、WHOを中心に研究が進められていますが、わかっていない(確定していない)ことが多数あります
    

 
感染予防策
  
・感染源である可能性が高いラクダとの接触を避ける。また、ラクダの未加熱肉や、未殺菌のラクダ乳の摂取は厳につつしむ。

・休息、栄養を十分に取り、体に抵抗力をつける。

・手指等の衛生保持に心掛ける。

・できるだけ人混みを避けるか、マスクの着用を励行する。

・咳やくしゃみの症状がある患者とは、可能な限り濃厚接触を避ける。

・温度の変化と乾燥しすぎに注意する。

・高熱、咳、呼吸困難等の症状が見られた時は、適切なタイミングで専門医の診断を受ける。

*50歳以上や慢性疾患(糖尿病、高血圧、喘息、腎障害、心疾患、呼吸器疾患等)を持っている場合は重症化するリスクが高く、注意が必要です

*参考…厚生労働省:MERSとは、外務省:MERSコロナウイルス
 
    ページのトップへ