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大正(たいしょう)

日本の元号(げんごう)のひとつ。1912年7月30日から1926年12月25日まで。
    
富国強兵の旗の下、近代化に邁進した明治という時代を受け継ぎ、大正も近代化を進めた時代となりました。
   
大正デモクラシーと呼ばれる民主主義を求める運動も起こりました。都市文化、大衆文化も発展し、大正ロマンと呼ばれる華やかな文化が花開きました。
   
大正3年(1914年)には、第一次世界大戦が勃発し、当時、日英同盟が結ばれていたこともあり、連合国として参戦しました。大戦後、設立された国際連盟に加盟、常任理事国となりました。
   
大正12年(1923年)9月1日には、関東大震災が発生、東京、神奈川を中心に甚大な被害となりました。
    
190万人が被災、10万5000人強が死亡・行方不明になったと推定されています。10万人を超える死者・行方不明のうち、9万人強は地震後に発生した火災が原因となりました。
     

   
大正の始まり
  
1912年7月30日、明治天皇が崩御。即日、皇太子の嘉仁親王が即位し、第123代天皇となりました。
 
また同日、改元の詔書が公布され、元号が明治から「大正」に改元されました。即日改元のため、明治最後の日「明治45年7月30日」は存在しない日になり、同日は「大正元年7月30日」となりました。
   
なお、消えた明治45年7月30日ですが、公文書(改元の詔書)などにも残っており、そのため混乱が生じ、現在(平成以降)の改元では、翌日改元(布告の翌日から新元号)が採用されています。
  

  
大正の終わり

1926年12月25日、大正天皇が崩御。即日、皇太子の裕仁親王が即位、第124代天皇となり、元号も昭和に改元されました。
   
なお、このときも即日改元となり、大正最後の日「大正15年12月25日」は存在しない日になり、同日は「昭和元年12月25日」となりました。
  
次の昭和から平成への改元では、翌日改元が採用され、昭和天皇が崩御した昭和最後の日(昭和64年1月7日)は存在し、翌日から平成に改元されました。
   
  大正とは

  大正の始まり

  大正の終わり
風景
大正時代まつり:©さいたま市
風景
大阪市中央公会堂(大正7年完成)
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