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台風19号:2019年

2019年10月に発生した台風。関東、東北を縦断し、東日本、東北を中心に甚大な被害が発生しました。

10月6日に南鳥島近海で発生した台風19号は、12日19時前に伊豆半島へ上陸。その後、関東地方を縦断、13日2時頃、福島県いわき市付近から太平洋上へ抜けました。
    
台風の影響で、東海、関東甲信、東北地方で記録的な大雨となり、神奈川県の箱根で1001.5ミリ、静岡県の伊豆・湯ケ島で760.0ミリ、埼玉県の秩父市で687.0ミリを観測しました。
 
この大雨で、関東甲信と東北を中心に各地で、河川の氾濫、冠水、土砂崩れが発生、甚大な被害となりました。
   
また、避難指示が210万5953人に、避難勧告が430万4520人に発令される事態となりました(10月13日12時時点)。停電も、関東甲信と東北を中心に26万戸以上で、断水も8万戸以上で発生しました。
   
消防庁によると、30日7時現在、死者・行方不明が87名、負傷者が462名。交通機関にも大きな被害が発生しましたが、新幹線や高速道路はほぼ復旧しました。
    
長野新幹線車両センターが浸水、10編成の車両が水に浸かり、また、長野駅~糸魚川駅間も大きな被害となった北陸新幹線は、10月25日から直通運転を再開しました。
     
高速道路では、中央高速が10月19日に、信越自動車道が10月23日に通行止めを解除しました。
  
在来線や私鉄、一般国道においても、土砂流入などにより、大きな被害が発生、各地で運行休止や通行止めとなりました。特に、箱根登山鉄道の箱根湯本駅~強羅駅間が、土砂崩れによる橋脚流失などのため、復旧には長期間掛かりました(約9ヵ月後の2020年7月23日に復旧)。

*台風被害には10月24日〜26日の低気圧による大雨被害も含みます。台風19号の被害確認が終了していない時期に大雨となり、台風に因る被害なのか、その後の大雨に因る被害なのか判断できない状況となり、大雨被害も台風19号「等」被害として、含まれることになりました
 


被害状況
 
▮ 人的被害

 死者…104名

 行方不明…3名

 負傷者…384名


▮ 住家被害

 全壊…3308楝

 半壊…3万24楝

 一部破損…3万7320楝

 床上浸水…8129楝

 床下浸水…2万2892楝

        
*2020年4月10日現在、内閣府発表

*台風被害には10月24日〜26日の低気圧による大雨被害も含みます。台風19号の被害確認が終了していない時期に大雨となり、台風に因る被害なのか、その後の大雨に因る被害なのか判断できない状況となり、大雨被害も台風19号「等」被害として、含まれることになりました

 
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