噴火警戒レベル
火山活動の状況に応じて、警戒が必要な範囲と、防災機関や住民のとるべき防災対応を、5段階に区分して発表する指標。
日本には、111の活火山があります。
111火山の内、火山噴火予知連絡会が「監視・観測体制が特に必要な火山」として選定された50火山で運用されています。
なお、111の活火山すべてにおいて、火山現象(噴火など)の発生が予想される場合には、気象庁から「噴火警報」が発表されます。
■噴火警戒レベル
・レベル5(避難)
危険な居住地域からの避難等が必要。
・レベル4(避難準備)
警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難等が必要。
・レベル3(入山規制)
登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて災害時要援護者の避難準備等。
・レベル2(火口周辺規制)
火口周辺への立入規制等。
・レベル1(活火山であることに留意)
状況に応じて火口内への立入規制等。
*レベル5と4は特別警報、レベル3と2は警報、レベル1は予報にあたります
■噴火警戒レベル運用火山:50火山
<北海道:9火山>
アトサヌプリ、雌阿寒岳、大雪山、十勝岳、樽前山、倶多楽、有珠山、北海道駒ヶ岳、恵山
<東北:12火山>
岩木山、八甲田山、十和田、秋田焼山、岩手山、秋田駒ヶ岳、鳥海山、栗駒山、蔵王山、吾妻山、安達太良山、磐梯山
<関東・中部:13火山>
那須岳、日光白根山、草津白根山、浅間山、新潟焼山、弥陀ヶ原、焼岳、乗鞍岳、御嶽山、白山、富士山、箱根山、伊豆東部火山群
<伊豆・小笠原諸島:7火山>
伊豆大島、新島、神津島、三宅島、八丈島、青ヶ島、硫黄島
<九州:9火山>
鶴見岳・伽藍岳、九重山、阿蘇山、雲仙岳、霧島山、桜島、薩摩硫黄島、口永良部島、諏訪之瀬島
*参考…気象庁・噴火警戒レベルの説明
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