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白馬節会(あおうまのせちえ)

陰暦の正月7日に「青馬を見ると年中の邪気が除かれる」という中国の故事に因み、行なわれている行事。
         
正月7日に青馬を庭に引き出し、青馬を見るという儀礼で、元々、宮中行事で奈良時代から行われていましたが、明治維新時に廃絶しました。
 
一方、上賀茂神社(京都市北区)、住吉大社(大阪市住吉区)、鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)では、現在も新暦の1月7日に行なわれています。

なお、当初は青馬でしたが、その後、馬は白馬、芦毛に変わりました。そのため、字は「白馬」と変わりましたが、読みは以前のまま、「あおうま」となっています。



上賀茂神社
 
上賀茂神社(京都市北区)の白馬節会は、白馬奏覧神事(あおうまそうらんしんじ)と呼ばれ、1月7日10時から行なわれています。
   
神前に七草粥を供え、神馬を曳いて大豆を与えます。



住吉大社
 
住吉大社(大阪市住吉区)の白馬節会は、白馬神事(あおうましんじ)と呼ばれ、1月7日11時から行なわれています。
   
国家安泰をお祈りした後、白馬(あおうま)が2名の神職とともに、各本宮を拝礼します。その後、第一~第四本宮の周囲を駆け巡ります。



鹿島神宮
 
鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)の白馬節会は、白馬祭(おうめさい)と呼ばれ、1月7日18時から行われています。
      
鹿島神宮では、御神馬が踏んだものを持っていると、「願いが叶う」とされ、多くの参拝者がハンカチを地面に敷きます。
 

風景
住吉大社

風景
住吉大社

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