初詣(はつもうで)
年が明けてから初めて神社や寺院などに参拝する行事。前年の感謝を捧げたり、新年の無事や平安などを祈願します。
一般的には、正月三が日に参拝することを指し、現在では正月三が日に延べ1億人が初詣を行っています。
起源
日本には元々、年籠り(としごもり)という慣習があり、これが起源とされています。その後、江戸時代になると、氏神に参詣したり、恵方にあたる社寺へ参詣する「恵方参り」が行われるようになりました。
現在のように、氏神や恵方とは関係なく、有名な寺社に参詣する形となったのは、明治の中期以降とされています。
*年籠り…家長が1年の無事を祈願し、大晦日の夜から元日の朝にかけて氏神の社に籠る慣習
初詣参拝者数
現在では、1億人を超える人々が初詣を行っているとみられています。
▮ 参拝者ベストテン:2009年
1、明治神宮(東京)…319万人
2、成田山新勝寺(千葉)…298万人
3、川崎大師(神奈川県)…296万人
4、伏見稲荷大社(京都)…277万人
5、鶴岡八幡宮(神奈川)…251万人
6、浅草寺(東京)…239万人
7、住吉大社(大阪)…235万人
7、熱田神宮(愛知)…235万人
9、大宮氷川神社(埼玉)…205万人
10、太宰府天満宮(福岡)…204万人
*警察庁発表(2009年)。2010年以降は警察庁による調査が行なわれていません
初詣参拝者数の統計
2009年までは、警察庁が初詣参拝者の全国ランキングを発表していましたが、種々の事情により、同年を最後に発表を取り止めました。
その後は、民間の調査会社などがランキングを発表していますが、各調査により順位が異なる状況となっています。
なお、2009年の警察庁の調査では、初詣・参拝者数は延べ9939万人。現在では、1億人を超えていると見られています。
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