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鞍馬の火祭

毎年10月22日に京都市左京区鞍馬で行われる由岐神社の例祭。京都三大奇祭の一つです。

祭自体は22日の9時から翌日2時頃まで行われますが、メインとなる行事は18時から24時頃まで。鞍馬寺とその参道、鞍馬街道の沿道で行われます。

18時、「神事にまいらっしゃれ」の合図で沿道の松明に火が点火され、少年たちが小さな松明を担いで町を練り歩きます。19時半頃から、これに大松明を担いだ大人たちも加わります。
      
20時頃から大松明が鞍馬寺の山門前に集まり始め、集まると「サイレヤー、サイリョウ」という掛け声の大合唱となり、祭りはクライマックスを迎えます。

21時過ぎ、2基の神輿(八所大明神、由岐大明神)が由岐神社を出発し、急な参道の石段を下り、鞍馬の町に。神輿は町内を練り歩き、御旅所に安置されます。その後、神楽の奉納が行われ、神楽松明が境内をまわります。
   
翌23日の2時頃、神輿が御旅所から本殿へ御帰りになる還幸祭が行われ、鞍馬の火祭は終了となります。

*参考…由岐神社・鞍馬の火祭


  
祭りの起源

鞍馬寺の鎮守社である由岐神社(由岐明神)は元々、平安京の内裏に祀られていました。その後、平安中期に戦乱や災害が相次いだため、当時の朱雀天皇の命により、都の北の守りとして鞍馬へ遷宮されることになりました。

940年に行われた遷宮は、鞍馬までの道にかがり火が焚かれ、行列は1kmに及んだ盛大な儀式であったと伝えられています。この遷宮の儀式が「鞍馬の火祭り」の起こりとなっています。


  
開催日時
 
 毎年10月22日
   

*祭り自体は朝9時から翌日2時まで行われますが、メインとなる行事は18時から24時頃まで

*雨天決行ですが、荒天などの場合、神事のみとなります。最近では2018年が台風被害の影響で、松明(火祭り)や神輿が中止になり、本殿の神事のみ行われました


  
場所・アクセス
 
 京都市左京区鞍馬(鞍馬寺とその参道、鞍馬街道沿道)

・叡山電鉄「鞍馬駅」下車すぐ
   
*京都駅からはJR奈良線で「東福寺駅」に。京阪電車に乗り替え「出町柳駅」に。出町柳駅で叡山電鉄・鞍馬線に乗車


  
ホームページ
 
  由岐神社
 



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